妊婦健診で初めて聞いた「糖負荷検査」という言葉。
採血大嫌いな私が半日で3回も採血する過酷な検査を受けてきました。
検査内容やかかった費用など、記録しておきます。
糖負荷検査とは
私が受けた糖負荷検査の内容
検査当日、朝ご飯を抜いた状態で病院へ。
◆朝9時半~
紙コップ1杯分のシロップを一気飲み。甘い甘いシロップをコップ1杯飲みきるために、紙コップに半分くらい入ったお水はヘルプとして飲んでよし。
飲みきってからすぐに1本目の採血。採血後は水かお茶を飲んでリラックスしていてくださいとのことでした。
◆朝10時半~(1時間後)
2回目の採血。クリニックの待合でブログを書いて待っていました。気分が悪くなることもなく無事1時間待てたのは間違いなく2歳の息子を託児所に預けてきたから。本当に1時間ただ待つだけなので上の子は預けれるなら預けてきた方が絶対にいいですね。妊婦で空腹で、採血もしたあとに走り回る2歳児は追いかけられません…
◆朝11時半~(2時間後)
3回目の採血。2回目の採血からさらに1時間待って再び採血。シロップを飲んでから2時間後です。さすがにずっと座りっぱなしもキツかったのでクリニック内を少し歩いたりして待っていました。
この日は検査のみで、3回目の採血をしてからすぐに帰ることができました。
お会計を済ませたのは12時頃。
検査自体に最低2時間はかかるので、お会計や受付を合わせて2時間半かかりました。
妊娠糖尿病とは
検査を待つ間、もし今回の検査で数値が引っかかったら?とスマホで色々と調べてみました。
そもそも妊娠糖尿病とは…
妊娠中に血糖が高くなることで注意を必要とする糖代謝異常には、大きく分けて3種類。「妊娠糖尿病」と「妊娠中の明らかな糖尿病」と「糖尿病合併妊娠」です。 「妊娠糖尿病」は、妊娠中に発見または発症した糖尿病ほどではない軽い糖代謝異常です。
あ、軽い糖代謝異常ってかいてある!と思ったのですが、さらに読んでいくと今回の検査では妊娠にかかわらず隠れ糖尿病も見つけられるとのこと。
もうこの際、何か病気が見つかるなら早いほうがいい!と開き直りました。
普段血糖値なんて意識して生活していないし、子育てで忙しくてちゃんとした健康診断も受けるのは難しい…
妊娠して色々な検査を受けることは自分の身体と向き合うチャンスでもありますよね。
糖負荷検査で採血する血の量は?
1時間ごとに3回採血するといっても、量はたいしたことありません。
3本も注射器が並んでいると泣きたくなりますが、量を聞いてみると1回2ccほど。
看護師さんに質問して、「え、さすがに2ccは少なくない?」と思いましたが、量が少ないことは確かです。
それでも3回針を刺すって事実は変わりませんけどね。
大丈夫、1回ずつは本当にあっという間に終わります!
糖負荷検査は当日の朝ご飯を抜くだけでOK
「検査前は朝ご飯だけ抜いてね、でもお茶や水は飲んできてもいいよ」と言われていました。
夕飯は何時までに食べる、と言う指示もなし。
結局、前日夜中の0時頃に小腹が空いてスープをすすってしまったんですが…
最初に空腹時の血糖をはかると言われていたけど、「何時間の絶食後」とか明確な決まりはないのかな?と思いつつ病院へ向かいました。
検査中のお茶としてルイボスティはだめねと言われ、持って行った麦茶との違いは何だ?…とよくわからなかったので無難にお水で2時間しのぎました。
後から調べたところ、ルイボスティーは血糖値を下げる働きがあるため正確な検査をするためにも避けて欲しい飲み物なんだとか。
検査中は無難にお水だけが良さそうです。
糖負荷検査にかかった費用は?
検査代 1360円
翌日結果を聞きに再診 390円
妊婦健診とは別の検査ということで、いくらかかるんだろう?とドキドキしていましたが意外と安くて安心しました。
妊娠、出産の費用っていちいち高くて驚くので、糖負荷検査に2,000円もしなかったのはちょっと拍子抜け。
良心的なお値段でした。
妊娠糖尿病を疑われた経緯
妊婦ってだけで糖は出やすい
1人めの時は貧血も糖も検査は全くひっかからなかったのに、2人目妊娠はつわりでろくに食事もできない時期から尿糖で引っかかっていました。
つわりの時期食べていたものは主にみかん、キウイ、のど飴。
この時ですら「尿糖++」
果物ってビタミンCが摂れて身体によさそうだけれど、果物に含まれる糖分は意外と侮れないと聞いたことがあったのでそのせいかな?と思うも、つわりが収まってからも毎回「尿糖++」の結果。
お医者さんからは「まぁ妊婦だからでしょうね」と気にしなくて良いと言われていましたが、食事を気をつけても、おやつを手作りして糖分を控えても「尿糖++」は全く改善されず…
28週頃に一度血糖値もはかり正常だったのですが、空腹時はどうか、念のため調べてみようか、という経緯でした。
糖負荷検査の結果はクリア!!
糖負荷検査 結果の見方
私はネットで事前に検査結果の見方を調べてから診察室へ。
3回の採血の値が以下の目安よりも低ければOK!
空腹時血糖 92mg/dl以上
1時間後の血糖 180mg/dl以上
2時間後の血糖 153mg/dl以上
上記3項目のうち、1つ以上を満たすものを妊娠糖尿病と診断する
産婦人科ってどこも激混みでお医者さんと話す時間は結構限られていますよね。
実際に結果の数値をぱっと見せられて「問題なかったよ!」でおわりましたが、基準値よりも3つともかなり低い数字でした!
これで毎回「尿糖++」は妊娠して糖が出やすくなっているだけ、というお墨付きをもらえました。
糖尿病だったら個人病院では産めないかもしれないと言われていたので一安心です。
糖負荷検査は1ヶ月前の食生活やストレスが反映される?
検査をクリアしたのでここで白状すると、実は前日に生クリームたっぷりの菓子パンを1個ペロリと食べていました。
クロワッサンにホイップがたっぷり挟まれてるやつ…
妊娠中のホルモンの仕業により気分も暗く、食事もおにぎりばっかり食べたり(←血糖値上がりそう)検査前日だからとなかなか意識できなかったんですよね。
けれど、他の糖負荷検査経験ママさんたちと話していて糖負荷検査は前日の食事ではなく、1ヶ月前の食生活やストレス状況が関係しているという話も…(私が直接お医者さんからきいたわけではなく、あくまで噂ですが…)
ちょっとネットで検索してみると…
グリコヘモグロビンA1c(エーワンシー)とは、血液中の赤血球に含まれるヘモ(=鉄)グロビン(=タンパク質)にブドウ糖が結合したもの。 一度結合するとその赤血球の寿命まで離れません。赤血球の寿命は120日で、うち約50%が過去1ヶ月に、約25%が過去1~2ヶ月に作られることから、過去1~2ヶ月の平均血糖値が分かる。 高血糖の期間が続いているとグリコヘモグロビンA1cの値は高くなる。 ただし、大量出血した時や、鉄欠乏性貧血の治療中、妊娠、透析、肝硬変などがある時には平均血糖値として見ることが出来ない。
引用:糖尿病の検査
特に食生活だけでなく、ストレスも大きく関わっているとききました。
妊娠糖尿病を疑われて感じたこと
2人目妊娠で、初めて聞いた糖負荷検査。
妊娠しているというだけで糖が出やすいとはききますが、一人目の時全く問題なかったので、自分の体質と言われてもピンと来ませんでした。
妊娠はつわりの症状も含め人それぞれと言いますが、妊娠って同じママの身体でも毎回違うものなんだなと実感しました。
検査結果を踏まえ、年齢やおなかの中の子の性別によっても違うのかもしれないと思ったら「妊婦だから糖が出やすいだけ」というお医者さんの言葉も納得できました。
妊娠してるってだけで、体調も精神面も全てが特別な期間。
上の子がいたり仕事を続けていたりするとストレスフリーな生活は難しいものがありますが、なるべくゆったりとした生活を心がけたいものですね!