前回は甘皮処理の大切さや効果的なやり方についてまとめました。
美しいネイルの仕上がりにはキューティクルライン(爪の根元)がポイント!
キレイなネイルのファーストステップとして甘皮処理を完成させたら、次はネイルポリッシュです。
「単色」を奇麗に塗るコツについてまとめました。
ムラになりがちなちょっと難しい色ですが、職場にも行けそうなピンクベージュです。
塗っていて再確認したのは、やはりセルフネイルを美しく仕上げるために意識すべきはキューティクルライン(爪の根元)ということ。
表面のツヤはトップコートで簡単に出せるので、そこはお金で解決(と言っても数千円の良いトップコート使う)できます。
多少の色ムラもトップコートでごまかせます。
5本の指すべてのキューティクルラインをきれいに揃える塗り方を身につければ、ワンランク上のセルフネイルに仕上がります。
きれいに塗るコツだけでなく、
- ポリッシュがはみ出してしまう
- カラーの色ムラができてしまう
セルフネイルのめんどくさい部分をカバーしてくれるお勧め商品も紹介しますね。
ネイルポリッシュを奇麗に塗るコツはハケが太いか細いかで変わる
まず、ネイルポリッシュはメーカーによってパッケージが違うように、ハケの種類も違います。
下の画像左はバイナラクスというネイルポリッシュの筆。
(ベースコート不要の8分半で乾くポリッシュ)
画像右はO.P.Iのものです。
(ネイルサロンでもセルフネイラーにも大人気)
比べてみるとわかる通り、ポリッシュのボトルでハケを広げた時の広がり具合が違いますよね。
また、しなり具合も違います。
ネイルポリッシュを塗るときは、ハケをポリッシュのボトルに押し当てて、ハケの片面にだけ液が乗った状態で使うのが基本。
これはどんなハケでも共通です。
そのためハケの形や大きさによってとれるポリッシュ液の量も変わってきます。
持っているネイルポリッシュの筆が
- 太めか細めか
- しなりやすいかしなりにくいか
これによって、塗りやすい方法が変わってきます。
私のおすすめは断然太めのハケ(O.P.I)。
比べてみるとわかる通り、ハケは太く持ち手も大きめで握りやすいんですよね。
そして、ネイルポリッシュは基本的に2回で仕上げることを意識します。
理由は、何度も触りすぎるとよれてしまうだけでなく、いつまでたっても乾かないから。
固めてしまえばすぐに手を使えるジェルネイルに比べて乾かないのは、一番やっかいな部分ですよね。
早く塗って早く乾かす。
めちゃくちゃ当たり前ですがこれがポイントで、それができるのが太めのハケなんです。
セルフネイルでマニキュアを綺麗に塗る方法(OPIなど筆が太い場合)
ポリッシュ2回で仕上げるために意識すべきは、
①キューティクルラインの統一
②表面のムラ(ツヤ)
この2点です。
それでは、完成イメージを頭に思い浮かべてから塗っていきましょう!
1度めは薄く塗る
1度めは爪のどこまで塗るか、特にキューティクルラインをどこまで攻めるか下書きをして決めるイメージです。
また、1度目を薄く塗ることで、表面は乾いているのに中の方が乾いていなくてよれてしまうことも防げます。
そして、キューティクルラインを決めるときのハケの使い方がポイント。
ポリッシュのハケを扇型に広げることで、キューティクルラインを一発で決めることができます。
ハケを扇型にした時の丸みを利用して一気にキューティクルラインを決め、さっと下に引く
これで爪の2/3はもう塗れてしまうので綺麗に早く仕上がります。
小さい爪ならほぼ一発で塗れてしまうことも▼▼▼
ハケを扇型にして真ん中をしゅっと塗り、左サイド、右サイドとシンプルに3ステップ。
この塗り方ができるのはハケが大きめのネイルポリッシュだからこそ。
ハケを程よく扇型にひらくには、キューティクルラインの少し手前から上へスライドしながら広げていきます。
少しずつ扇型に広げることが出来、キューティクルラインのカーブとハケの開き具合を合わせることができます。
これはベースコートを塗る時にも使える塗り方。
どの指もハケを扇型に広げて塗ることで根元のラインが統一できる塗り方なんです。
1度めを薄く塗ろうとすることで、先端までポリッシュが届かない場合は、先に爪の下半分を塗ってから扇型の塗り方をすればOKです。
セルフネイルが美しく見える条件にも書いたように、キューティクルラインが揃っていると本当に奇麗なんですよね。
特にこの塗り方は濃い色に最適。
濃い色は色ムラよりも爪の形が目立つので、キューティクルライン周りがガタガタしていないだけでよりすっきり見えます。
この1度塗りめに全身全霊で向き合えば奇麗なセルフネイルは出来たも同然。
これであなたもワンランク上のセルフネイラ―です。
2度めはたっぷりめに
1度めの下書きの上に塗り重ねます。
2度めはポリッシュ液の量を少し多めに塗ることでツヤを出し、色ムラをなくす意識で。
キューティクルラインは1度めの下書きで決めているのでそこからはみ出さないように注意しながら色をのせていくだけ。
爪に塗る前には必ずポリッシュのボトルでハケを綺麗に広げて、片面にだけポリッシュ液がついている状態で塗ってくださいね!
セルフネイルでマニキュアを綺麗に塗る方法(筆が細い場合)
では、ハケが細い場合はどうしたらよいか。
画像はDiorのハケ(左)とCHANELのハケを(右)を比べたものです。
2つとも細さは同じくらいなのですが、CHANELのポリッシュは特にハケが長いですよね。
ハケが細く長いと扇型にする塗り方は非常にやりにくいので、端から順に塗っていきます。
1度塗りめのキューティクルラインの決め方は画像のようにラインをなぞるようにしてから先端へ向けてぬっていきます。
ハケが細いタイプのポリッシュだと、一度に塗れる範囲が少ないので、ハケにとる量は少し多めがポイント。
塗っていく順番も端から順に横へ横へとすすみます。(2度めからムラをなくす意識で)
ハケが細い分、多めに塗ると言ってもポリッシュ液をとれる分量が少ないので2回で仕上げようとせず、様子を見て数回塗ります。
ポリッシュを塗る回数が多い分、この塗り方をする場合には速乾性の高いポリッシュに頼るのが一番。
私のおすすめはバイナラクスというメーカーのポリッシュです。
ハケは細いですがネイルカラー約8分半で乾くという速乾性に、トップコートは自然光で強度を増していくという優れもの。
バイナラクスに関してはお勧めカラーなどこちらに書いています。
めんどくさいベースコートはVINYLUXの126番で代用できる
ネイルポリッシュを塗る前ってベースコートはちゃんと塗っていますか?
ベースコートは、
- 爪への色素沈着を防いでくれる
- ネイルポリッシュの定着をよくしてくれる
- 発色を良くしてくれる
など塗るメリットはたくさんあるのですが、セルフネイルでは飛ばしがちではないでしょうか?
私もちょっと面倒だなと思う時あるんですよね。
そこで、便利なのがVINYLUX(バイナラクス)というネイルポリッシュの126番です。
ベースコート機能をあわせ持ち8分半で乾くという速乾性の高いネイルポリッシュなのでそのまま塗れるんですよね。
中でも126番という色はベースとして使っても主張しない色みなんです。
爪のコンシ―ラ―代わりに使えるような色。
色が大人しいので(ちょっと白っぽい)ベース代わりにも使えるし、職場が厳しかったり大人しい色で仕上げたい時はこのままトップコートを塗れば完成します。
今回私のセルフネイルはこのバイナラクス126番をベース代わりに使い、色ムラをなくすために3回塗った後、O.P.Iのネイルラッカー(S86)を塗りました。
ちなみにOPIのネイルポリッシュ(S86)は、そのままぬると自爪の白い部分が透けてしまいます。
けれど、バイナラクスの126番を下地として塗れば色の差をなくしてくれるのでコンシ―ラ―のように使うこともできるんです。
バイナラクス(126番)を塗った後のOPI(S86)はこんなにもツヤっとぷるんと発色します。
しかも、これは右手(利き手)の親指。
左手で塗ってもつるん!と塗れるのはO.P.Iのハケの塗りやすさと発色の良さだからこそ。
OPIのS86はフットネイルにもおススメのヌーディなベージュです。
フットネイルがピンクベージュだととってもお上品。
OPIのS86は速乾タイプではないですが、体感的に乾くのは早い方です。
話がそれましたが、下地として使ったバイナラクスはハケが細めなので先ほど説明したこの塗り方で塗るのが綺麗です。
おすすめトップコートでセルフネイルでもサロン級の仕上がり!
2回ネイルポリッシュを塗ったら最後にトップコートです。
トップコートは少しだけ厚めに塗るのがポイント!
厚めに塗る分、これも速乾性の高いトップコートに頼るのが一番です。
トップコートはめちゃくちゃ頼りになる存在で、トップコートだけは絶対に高品質のを使った方がいいです。
カラーの塗り方も大事ですが、結局のところトップコートでかなり挽回できるし、決まります。
セシェ・ヴィート速乾性トップコート
もうこれは速乾性に関してはめちゃくちゃおススメ。
とにかく乾く、表面がすぐに乾く。
ただぷっくりとした厚みは出ないので耐久性に関しては物足りなさを感じるかもしれません。
O.P.Iプランピングトップコート
ジェルのようなぷっくりした厚みとツヤが出るトップコート。
表面に色ムラがあってもある程度カバーしてくれる!とはこれのこと。
バイナラクスウィークリートップコート
バイナラクスも速乾性に優れたトップコートで、8分半で表面が乾きます。
実際に使っていて確かにそんな感じ。
とろっとしているので仕上がりもジェルっぽくなります。
また、自然光にあたることで硬くなって強度が増していくとされている通り爪がカチッとします。
注意点として、自然光で硬くなるトップコートはしばらく使わずに置いておくとドロっとしやすいので、他のトップコートに浮気せずに早めに使い切るほうが良いですね。
ボトルも遮光で真っ黒なんです。
筆が細めなので本当にスピード勝負で塗る必要があります。
O.P.Iインフィニットシャイン プロステイ グロストップコート
O.P.Iのインフィニットシャインシリーズは、約5分で表面が乾く速乾タイプの新しいネイルポリッシュ。
通常ジェルネイルはLEDやUVライトで固めますが、これはライトのいらないジェルと例えられるほど艶やかに仕上がります。
こちらも自然光にあたることで日に日に強度を増していくタイプ。
速乾性のトップコートは、乾くのが早いため塗る時もスピード勝負です。
上級者向けのトップコートですが慣れれば快適。
OPIはハケが大きいのでバイナラクスよりも早く塗れるので、不器用でもうまく仕上がるはずです。
セルフネイルの上手くできない!を解決
根元(キューティクルライン)にポリッシュがはみ出してうまく取れない
まず、はみ出した時点ですぐに取るべし。
予め綿棒に除光液を染み込ませておき、すぐに使えるようにしておきます。
もし時間が経ってポリッシュが乾いてしまったら、除光液を染み込ませた綿棒を5秒ほど押し当ててさっとひく。
ゴシゴシこするよりも効果的です。
新品なのになんだか塗りにくい…どろっとしてる
ポリッシュを両手で挟み、手のひらでコロコロ転がし、手の温度で温めつつ撹拌します。
早く乾かすという意味ではよくネイルポリッシュを冷蔵庫に入れておくとか手を冷やすと言いますが、塗りやすさを考えると体温で温めるくらいの方が伸びがよくなります。
ネイルポリッシュを撹拌する(混ぜる)ためにも塗る前は手のひらでコロコロしてくださいね。
使い続けていたらだんだん塗りにくくなってきた
ネイルポリッシュは使っているうちに濃度が濃くなってドロっとするので薄め液を数滴たらしてから使うのがおススメです。
当たり前ですが、色も薄くなります。
(真っ赤なポリッシュがシースルーのような感じになるなど)
気泡が入ってしまう
トップコートの量が多すぎると気泡が入ります。
トップコートは多めに塗る方がつるんと見えて綺麗ですが、多すぎるとプツプツっと泡のように気泡が入るんですよね。
自分の爪の大きさに対する適量を覚えるのはなかなか難しいですが、練習するしかありません。
ハケをボトルでしごき、液の量を調整する塗り方は、ベースコート、ネイルポリッシュ、トップコート全てにおいて基本です▼▼▼
マニキュアの持ちって1週間くらい?
手の扱い方にもよりますが、マニキュアで1週間くらいもてばよいと思います。
特に先端から取れてくるので、ベースコートからトップコートまで必ずエッジ(先端部分)から塗るようにすると持ちがよくなります。
また、何度もオススメしているバイナラクスは、別名ウィークリーポリッシュといって1週間でオフすることを勧めています。
自然光にあたることで日に日に強度を増していくため、オフしずらくなってしまうんです。
もちが良いに越したことはありませんが、ネイルポリッシュは道具も少なく気軽に出来るので1週間単位で塗りかえるのも良いと思います。
セルフネイルにおすすめのネイルポリッシュ3選
シャレドワ
- OPIと似ていてポリッシュのフタが縦長で大き目なのでとても握りやすい。
- ハケも柔らかくて扇形に開きやすい。
●肌馴染みの良いピンクNo34
●大人ベージュ No29
シャレドワはさらっとしているので先ほどの大人ベージュ29の上にこの30を重ねると爪が透けません。
O.P.I
- シャレドワと同じくフタが大きいので握りやすく、ハケも扇形に開きやすい。
- OPIのトップコートをあわせて使うとツヤも良く長もち。
●季節を問わないピンク系マットベージュ
●短い爪に映える青みピンク フットネイルにもおすすめ
VINALUX
- 8分半で乾く速乾性のネイルポリッシュでベースコート不要。
- ネイルカラー自体にベースコート機能があり、爪表面に保護膜を作るので色素沈着も起きにくい。
- 速乾性が素晴らしい分、塗っているそばから乾いていくので上級者向け。
- 自然光に反応して強度を増すトップコートを合わせて使うことが断然おススメ。
●ベースコート代わり、コンシ―ラ―のように使える126番
●かわいらしいピンク
ネイルポリッシュの正しいオフの仕方
速乾性や高品質のネイルポリッシュ、トップコートを使うとオフするとき取れにくかったりするのでオフの仕方も書いておきますね。
まず、オフする時にゴシゴシこするのはNG!
コットンにリムーバーを染み込ませて爪の上で5秒ほど押し当てて待ちます。
リムーバーをトップコートやネイルポリッシュに染み込ませるようなイメージです。
そして爪の先端に向かって拭き取るように引きます。
一発で取れるものでもないので、
- リムーバーを染み込ませて待つ
- 拭き取るように引く
を繰り返します。
ポイントはこすらず待つおこと。
待てる人になることです。
セルフネイルは道具に頼って楽しく!
主にハケの使い方をまとめましたが、塗りやすいポリッシュや、乾くのが早いトップコートに頼ることでセルフネイルタイムはかなり楽になります。
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