先日友人の結婚式があり、久しぶりに着物を着ることに。
もともと私が着物好きなこともあり、結婚するとき、
- 黒留袖
- 訪問着
- 色無地
- 留袖
- 訪問着に合う袋帯
等々、母がたくさんの和装を用意してくれていました。
季節も秋なのでちょうど良く、ぜひ着物で出席したいと思い、母から譲り受けた訪問着を着ていきました。
着物は多少年齢によって着れる色みや柄は変わってきますが、母から子へ時代を超えて着てもなお華やかな装いとなる優秀アイテムです。
そんな大切な着物を郵送するにあたって、シワにならない郵送方法をまとめました。
着物にも合う、普段使いにもぴったりなバッグのレビューはこちら▼
着物用段ボールは使わず、折りたたんで発送
着物は高価なものなので、シワにならないよう慎重に送る方法を検討したところ、意外にも折りたたんで発送したほうが良いことが分かりました。
母から譲り受けた訪問着のサイズ直しをした際に呉服屋から郵送で受け取ったために着物用段ボールは家にありました。
プロも郵送のときには専用の段ボールを使うのだからと、最初は着物用段ボールで郵送しようとしましたが、なんせデカイ…中で着物が動いてしまう…
そして着物を着るには、足袋や帯揚げ、帯締めなど多くの小物が必要で、それも別で送るとなるとかなりの送料がかかりそう。
そこで着物バッグにすべてをいれて郵送することに。
着物バッグの優れているところは、名前の通り着物用のバッグなので、帯や着物、小物類まで1つのバッグに収納できるようになっています。
着物のシワを防ぐ発送準備の仕方
①まずは帯を収納。ベルトもあるので固定します。
②肝心の着物は長襦袢などをはさみ折り目がつくことを防ぎます。
ペタンと折らず小物などに沿わせるイメージで。
この空間があることで折り目がつくことを防げます。
③最終的には長襦袢だけでなく、足袋や腰紐などの小物を風呂敷に包んで着物にはさみました。
ポイントはテトリスのように隙間を作らずにぴっちり収めること!
隙間があると鞄の中で着物が動き、変なシワがついてしまう原因となります。
着物用ダンボールも同じ理由でシワができてしまうため断念しました。
④チャックを閉めて完成です。
⑤郵送なので、念のため防水として大きなプチプチで包装。
着物にとって一番の敵が湿気なので、中には100均で購入した乾燥材をいれておきました。
これでシワにならず無事着物を郵送することができました。
一見詰め込みすぎではなかろうかと心配しましたが、このきゅんきゅん具合が大切です。郵送中、縦にされても横にされても中で物が動くことはありません。
もちろん、発送の際『この面を上に』と指定しておくことも良いかと思います。
ゆうパックで着物を郵送
このバッグの3辺の合計は120㎝以下。
120㎝サイズの発送で北陸から東海までの料金が一番安かったのがゆうパックでした。他社はだいたい1600円ほどだったのに対して、1200円で送れました。
着物バッグによっては100cmサイズで収めることもできるかもしれませんが、今回120cmサイズにバッグや草履、着物一式収納してギリギリだったので私はこのサイズできれいに梱包することをお勧めします。
忘れやすい小物ベスト3
アイテムが多いぶん何かと忘れがちな小物類。
忘れたら当日着付けてもらうお店で買えたりもするのですが、できれば完璧に用意したいところです。
①襟芯
存在感は薄いですがあるとないとでは印象が違い、衣紋がきれいに抜けてピシッと着られます。私は忘れて現地で購入…
②和装用下着
特に着付けてもらうときは和装下着は必須です。
着物は直線を美とするので、胸のふくらみやヒップの丸みもわからないようタオルなどで補正してくれますが、和装用ブラはあったほうがスムーズです。
③肌襦袢
着物に汗がつかなくするためにも必須。
私のようにひと通り着付けは習ったけれどずっと触っていなくて忘れちゃったなんて人は長襦袢用意しただけで安心していたり…いなかったり…
長襦袢や着物に汗がつかないためにもお手入れが簡単な肌襦袢は必須です。
着物のおしゃれは小物で変わる!半襟で顔回りを華やかに
結婚式やさまざまな行事に合わせて襟元を変えることができるのが着物の楽しいところです。
襟元はおしゃれのためだけでなく、汗などで一番汚れる部分でもあるので、半襟を縫い付けることで着物を綺麗に保つこともできます。
やり方さえ分かれば簡単!
こちらの動画を参考に、子供を寝かしつけてから夜な夜な半襟をぬいつけました^^
m.youtube.com
今回新しい半襟をおろして縫いつけたのですが、値札見てびっくり6000円だったのですが、ネットだと1000円以下で安くてさらにびっくりしました。
素材の違いはあれど、気軽に顔回りが華やかになって良いですね。
大人女子こそ結婚式はお着物で♪お勧めの理由
結婚式に招待された際、お着物で出席すると会場が華やかになり喜ばれることが多いです。着物を着ることでお祝いの気持ちがより伝わるなんて素敵ですよね。
自分にとっても着物を着るメリットはあります。お勧め理由は主に2つ。
①礼装としてずっと使える
ある程度の年齢になってくると結婚式に呼ばれる回数は増えますよね。
そのたびに毎回ドレスを新調するのも大変だし、結婚式のために購入した華やかめのお洋服はその後着る出番があまりありません。
子どもを産んでからはワンピースすら着ていません。。。そして結婚式はたくさん写真を撮るので毎回同じというのも微妙なところ。
訪問着であれば既婚、未婚を問わず女性の第二礼装として使えますし、季節によって小物を変えたり、縫いつける半襟を変えるだけもかなり雰囲気が変わります。
着付けはプロに頼めば、ヘアセットと合わせて1万5000円くらいですが、新しく洋服を準備してもそれくらいかかってしまうことを思えば、着物をアレンジしてうまく着るのも良いのではないでしょうか。
②着物は直線美、体型カバーがばっちり
何より嬉しいのが体型カバーができるところです^^
着物は直線を美とするので、出産後お腹がなかなかもとに戻らない私にとっては、直線美はとても心強いものがありました^^
二の腕も足もでないのに華やか、体型が変わっても着られるのも着物の素晴らしい点ですね。
最後に
着物の準備やお手入れはなかなかやる気がないと面倒なものですが、結婚式や入学式など様々な行事にさらっと着れる女性って素敵だなと思います。
半襟を縫い付けながら、おしゃれにわくわくするとともに、母から譲り受けた着物を大切に着ようと思えました。
久しぶりに着物で着飾り、がっつりとネイルもして(自分でね)、久しぶりに女性であることを楽しめました。
手間暇かけて着物の準備をする時間も良いものだなと感じます。
子育てでばたばたしている中でも、丁寧な暮らしをしていきたいと思いました。